配水管工事現場で通行人の女性転倒 業者が囲いを早期に撤去か 大阪市水道局が謝罪
大阪市水道局が発注した水道工事現場で歩行者が転倒し、手の骨にひびが入るなどのけがをしていた事がわかりました。
17日午後1時ごろ、阿倍野区昭和町で配水管を埋め戻す作業中に歩行者の会社員とみられる50代の女性が段差につまづき転倒しました。
大阪市水道局によりますと当日は、けがはないということでしたが、4日後の21日に右足首のねんざと左手の骨にひびが入るけがをしていたことがわかりました。
工事現場では配水管工事のため、地面を掘った部分と道路との間にできた5センチほどの段差をアスファルトで埋め戻しをしている最中でした。
しかし、委託を受けた工事業者が安全確保のための囲いを手順よりも早く撤去したため、通行してきた女性の転倒につながったということです。
大阪市水道局は女性に謝罪し「工事業者への安全管理を指導していく」としています。
なぜ、柵を撤去した後のリスクを考えることができなかったのか。仮に柵を撤去した後でも注意を促すような看板などを設置することは出来なかったのか。
5cmほどの段差であればある程度注意をしていないと、転倒してしまうリスクは年齢を問わず起こり得るため対策を怠ってしまうと本件のような被害が起きてしまい兼ねない。