冬の凍結による転倒事故 60代が最も多い 「午前中」「骨折」に注意 <福島・郡山消防本部> 福島テレビ
朝晩の冷え込みが厳しくなり、ツルっとしてヒヤッとした方も多いのでは?
群の消防本部は、雪道や凍った道での転倒事故に関する統計を公表した。管轄する市や町での過去5年間に救急車で運ばれた人は219人に上った。年代別では60代が最も多く、70代、80代と続く。
60代は仕事をしている方が多く外に出る機会が多い半面、若い世代のようには受け身が取れずに転んでしまうことが多いという。
時間帯別では最も多いのが「9時台」の30人で、「8時台」22人、「7時台」20人と、午前中に集中している。9時台の半数以上が60代で、外にでかけて転倒してしまうことが多いそうだ。
7時台・8時台は、通勤・通学の時間帯で慌ててしまいがちなことから多くなっている。
それぞれの世代が活動を始める時間帯に事故が多いことがわかる。年代を問わず一番多いのが、「骨折」だ。若い人は手をついて「手首の骨折」が、一方で、年配の方は、尻もちをついて足の付け根(大腿骨)を骨折してしまうことが多いという。
次いで、「打撲」や「捻挫」が多く、打ちどころによっては、外傷性クモ膜下出血になってしまうこともあって命の危険にも繋がる。郡山消防本部では、滑りにくい靴を履き、時間に余裕を持って行動するほか、傾斜がある場所や坂道は特に注意するよう呼び掛けている。
1年を通して冬の時期は、凍結した道や雪などで転倒をしてしまう可能性が一番高まってしまう時期であるため、外出をする際には最新の注意が必要不可欠。
その中でも朝の時間帯は慌てがちになってしまい足元が疎かになり最終的には転倒事故に繋がってしまう要因になってしまう。
転倒事故の事前の対策で一番効果的なのは時間に余裕を持って行動をし、滑りにくい靴を履くなどの対策が必要かと思われる。