台風11号の接近に伴い、強風の影響による被害が出ています。
消防局によりますと、3日午後2時半ごろ、路上で70代の女性が強風にあおられて転倒し、左腕に痛みがあると訴えて病院に搬送されたということです。
また、3日午後7時ごろ、70代の男性が風にあおられて転倒し、頭にけがをしたと家族から通報があり、病院に搬送されたということです。
このほか、3日午後2時20分すぎ、住宅で「屋上に設置された貯水タンクが倒れている」と近所の住民から消防に通報がありました。
消防が確認したところ、ステンレス製の貯水タンクが強風で傾いていて、消防隊員が飛ばされないように補強したということです。
当時、住宅には3人いましたが、いずれもけがはなかったということです。
台風の時期になると、強風や激しい雨が降ることが予想され事前に天気予報などで外出が可能かどうか見極めて、できないと感じるのであれば自宅待機を率先して行うことで今回のような転倒事故は防げていたのではないかと思われる。貯水タンクにおいては管理会社などの定期点検で台風が近づいているのであれば被害が出てから補強するのではなく、被害が出る前に補強をし万が一の事態に備える対策などが必要と感じる。