こんなカードがあるんだ」転倒した高齢者がケガ、手当した女性に善行の証 「応急手当感謝カード」が話題
応急手当感謝カードがツイッター上で大きな注目を集めている。その内容は精神科看護師の女性が投稿した内容で、「バスに乗ろうとした高齢者が手すりを掴み損ねてしまい後ろに転倒。後頭部が裂傷出血しており急いでゴム手袋をしタオルで患部を抑える。意識レベルを確認し、その場にいた方に119番の通報依頼。救急車が到着するまで付き添いをすると、こんなカードを頂きました。」というエピソード。
応急手当感謝カードとは、救急現場において、救急要請してから救急車が到着するまでの間、患者の手当などにあたった人に配布されるカード。その行動に感謝の意を表すとともに、応急手当を実施したことにより生じた不安や悩みをサポートするために考案され、近年、各地の自治体で急速に導入されているようだ。
看護師の方が素晴らしい行動をされ、高齢者の方は無事に救急車の到着まで措置を受ける事ができたのだが、裏を返せば、応急措置の方法を知っている人が誰もその場にいなかったらどうだろうか。
そもそも高齢者の方が手すりを掴み損ねないような工夫ができたかも知れない。対策を思案する余地はあるかと思われる。