交通事故より転倒事故が多い トラックドライバーを襲う冬期転倒災害の恐怖

2023.1.3

えっ、交通事故より転倒事故が多いってマジ!? トラックドライバーを襲う冬期転倒災害の恐怖

今年の冬はことさら寒いが、冬期は積雪や路面の凍結などにより転倒災害が多く発生する季節だ。全産業の労働災害の中でも最も件数が多いのが「転倒」で、もちろんトラック運送(陸上貨物運送事業)でも多く発生している。

厚生労働省や労働災害防止団体は「STOP! 転倒災害プロジェクト」を推進しており、平成27年(2015年)から継続して取り組んでいるのだが、転倒災害は増加傾向にあり、更なる取り組みが必要となっているのが実情だ。

トラック運送における労働災害防止団体(労働災害防止団体法に基づき設置された特別民間法人)である陸上貨物運送事業労働災害防止協会(略称:陸災防)は冬期の転倒事故事例を公表し、対策を呼びかけている。

冬になると積雪や路面が凍結して転倒事故を起こしてしまうケースは運送業者以外でも可能性が非常に高く、予め対策をしていなければ軽いけがでは済まない場合もある。

路面が凍結している部分を歩く場合は滑り止め加工がされている滑りにくいシューズを履き、積雪している地域であればこまめな除雪や車の荷台などにスコップなどを常備しておくと、転倒事故の確率を格段に下げることが可能かと思われる。

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