レタス水滴が招いた骨折…スーパーのぬれた床で客転倒、店側に2180万円賠償命令

2022.12.8

レタス水滴が招いた骨折…スーパーのぬれた床で客転倒、店側に2180万円賠償命令

神奈川件湯河原町のスーパーで買い物中、野菜売り場の床がぬれていたせいで転倒し、左肘を骨折したとして、東京都内の男性(63)が、店舗を運営する「小田原百貨店」(神奈川)に約1億225万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は28日、同社に約2180万円の賠償を命じる判決を言い渡した。品田幸男裁判長は「サニーレタスから垂れた水滴がたまり、転倒を招いた」として店側の過失を認めた。

判決によると、男性は2016年10月「小田原百貨店湯河原店」の野菜売り場で転倒して骨折。男性が経営していたバウムクーヘン製造会社の休業を余儀なくされる被害が生じた。

訴訟で被告側は「床がぬれていたとは考えがたい」と主張。しかし判決は、水気を含んだサニーレタスが特設コーナーに並べられ、客がレタスをとる際に落ちた水が床に広がったとし、店側が床の清掃などの安全管理を怠ったと判断した。

レタスから水が床に落ちてしまうことは想定できたはず。転倒事故に対しての考えが甘いことも理由の一つなのではないかと考える。店の従業員なら店内の滑りやすい場所や転倒が起こるリスクの高い場所は分かるはずであり、念入りに清掃をしたり転倒を防ぐための対策をしっかりすることが大切だと思った。

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